高知市中心地から北へ車で約25分の場所(旧土佐山村、現高知市土佐山)に「大穴峡」という高さ約100メートル、岩の真ん中に穴があいた絶壁があります。
ここは高知市中心部を流れる「鏡川」の上流域で、穏やで美しい流れの鏡川と壮大な大穴峡を目前にした無料のキャンプ場があり、季節折々の川遊びを楽しみながらアウトドアを満喫することができます。
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場所と行き方
場所
高知県高知市土佐山弘瀬地区の県道33号(南国伊野線)沿い
(高知市中心地から約15㎞、車で約25分)
行き方
・県道44号(高知北環状線)イオンモール高知前を西へ
・県道16号(高知本山線)を北進し、正蓮寺方面へ
・高知市重倉地区(小坂峠)で土佐山方向(前方に重倉簡易郵便局あり)へ左折
小坂峠から県道16号を土佐山方面へ約5.6㎞(車で約7分)走ると、「ひだまり交差点BAL土佐山」が見えてきます。そこを県道33号(鏡)方面へ左折します。
あとはしばらく道なりです。
「ひだまり交差点BAL土佐山」から約1.3㎞(車で約2分)、左手に沈下橋(桑尾沈下橋)が見えてきます。
川遊びには良い場所ですが、沈下橋への降り口にこんなことが書かれていました。
沈下橋への降り口からさらに1㎞ほど行くと、道路幅が狭くなっています。
到着です
狭くなった所から約0.6㎞走ると、前方に橋と大きな岩が見えてきます。
「大穴狭」に到着です。
大穴峡は橋の前
この付近は、大穴峡の手前からS字カーブになっています。
S字カーブ内にふたつの橋があり、手前が「大穴上橋」です。
今回私たちが行った道順は、高知市中心部から「正蓮寺」を経由して来ました。
来た道(県道33号)をさらに進むと「高知市鏡」経由で高知市中心部へ戻れます。
鏡川は、鏡地区を経て高知市中心部に流れていて、写真の奥の方向が鏡川の下流ということになります。
ここにあるふたつの橋は、上流側が「大穴上橋」、下流側が「大穴下橋」です。
手前の橋(大穴上橋)を渡ると左側にトイレがあります。
車の駐車スペースもあります。
簡易水洗でした。
手洗いの下に水道があり、水が出ました。場所から考えてこれは掃除用の水道でしょうか。
トイレの反対側に「大穴峡」の表示があり、その向こうにキャンプサイトや河原への降り口があります。
近くにはこんなキャンプ場も
鏡川源流憩いの広場
吉原ふれあいの里キャンプ場
大穴峡は絶景
大きな穴があるから大穴狭・・・
「大穴峡」は、石灰岩からできているらしく、高さ100メートルほどの巨大な岩です。
絶壁の真ん中あたりに直径5メートルほどの大きな穴が空いていて、穴の奥行きは10メートルほどあるそうです。
大きな穴があることから「大穴狭」という名前なんですね。
進行方向手前の橋(大穴上橋)から岩を撮影しました。
鏡川が岩の前を写真の奥(鏡地区)の方向に流れています。
川の流れはとても穏やかです。
圧倒される大きさです。
川がカーブした所の内側(写真の右側)に河原があり、その上段がキャンプサイトです。サイトにある木は桜です。
河原の右部分に黒い点のようなものが写っていますが、これは家内です。岩の大きさを分かって貰いたいと言って写真に収りました。
ここからの3枚の写真は、iPhoneのパノラマ撮影機能を使って写しました。
魚眼レンズで写したように歪んでいまが、岩全体を写しかったのでこの撮影方法にしました。ご容赦を。
岩の真ん中からやや左の部分に大きな穴があいています。
中に木が生えています。
大穴の眼下は清流
大穴上橋から来た道の方向(上流、土佐山地区方向)を撮影しました。
写真手前が大穴峡です。
このあたりの鏡川は水量が少なく、流れは穏やかです。
橋から見た下流側です。
川の水は、透き通っています。
降り口
ふたつの橋の間に「大穴峡」という看板があり、そのそばに降り口があります。車では降りられません。
駐車場もないので、道路脇の広くなった所に駐車することになりそうです。
下の写真の奥に黒い車が写っていますが、これは私たちが乗ってきた車です。ここは大穴上橋の手前(土佐山側)です。ここに3~4台は駐められそうです。(この記事のちょっと手前でこの場所の写真を紹介しています。)
写真の左下に写っているガードレールの切れた赤土の部分が降り口です。
降り口は、雨水のせいか土が流れて大きく掘れ込んでいます。降りるときは気をつけてください。
写真左のコンクリートの方に降りて行けば安全です。元々、赤土の部分の向こう側にも降りられるようになっていたと思うんですが、そこは土が流されてちょっと危ないですね。
ちょっときつい下り坂です。気をつけてください。
ここを曲がるとキャンプサイトです。
キャンプができる場所
キャンプサイトには桜が植えられています。
桜の季節には、花見の方々で賑わいそうです。
降り口から真っ直ぐ下にも降りられますが、足下には十分に気をつけてください。
河原には、サイトを通って降りられるようになっています。
サイトの横幅が分かるように写ってくれた家内です。
サイトの地面は小さな石混じりの土です。草刈りなどの手入れができています。
柵とかがなく、すぐ前が崖で下は河原なので、小さいお子さんは要注意です。
直火をした形跡が・・・。
河原は・・・
河原に降りると、さらに岩の巨大さを実感できます。家内が小さぁ~い。
キャンプサイトから河原への降り口は二カ所。
まず、(写真真ん中からやや右に伸びている)真っ直ぐに降りられる道、
もうひとつは、写真真ん中から左の方に伸びている道です。
真っ直ぐに降りられる道がこれ。
真ん中から左に伸びる道がこれ。
道の広さはご覧のとおり。
川の流れは穏やかで美しいです。透き通っています。
この橋は「大穴下橋」です。
河原には、大きなゴツゴツとした石が点在していますが、殆どの部分が砂利程度の小さな石で、歩きやすいし、河原でもテントが張れそうです。
河原の石の大きさはこんな感じ。私の靴と比べてください。
大穴下橋の下がちょっとポイントです。
まず、珍しい岩があります。丸くて表面が平らです。
平らなので椅子が安定しそうです。
次が、橋の真下です。
橋の下でちょっとした雨ならしのげそうです。
しかし、山の天気は急変することがあり、ここで雨が降ってなくても上流で降った雨で増水することもあるので要注意です。
橋の下は砂地です。
家内が「へのへのもへじ」を書いています。なんの意味もありません。多分「文字が書ける砂ですよ」と言いたいんだと思います。
ここでも直火をした跡が・・・。さらに使った網もそのままです。残念 (>_<)
近くの温泉
オーベルジュ土佐山
住所:高知市土佐山東川661
電話:088-850-6911
大穴峡から約4㎞(車で約7分)
日帰り入浴可、予約不要
入浴時間:10:30~20:30(最終入場20:00)
利用料金:大人880円、こども440円(3歳~12歳)
まとめ
紹介したとおり、ここは高知市中心部から近場にありながら、穴場的な場所です。
ただ、冬のキャンプは相当に寒いと思いますので、お出掛けの際はそれなりの準備をしてください。
それと、天気予報はまめにチェックして、急な増水には十分に気をつけてください。