高知市南東部に五台山という高知市内を一望できる小高い山があります。
ここは桜やツツジの名所となっているほか、四国霊場第31番札所竹林寺、世界的植物学者「牧野富太郎博士」の偉業を記念して作られた県立牧野植物園や記念館があります。
山頂には展望台があり、眼下に高知市内を眺めることがてきます。夜景は絶景でした。
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アクセス
場所
高知道高知ICから一般的な道順で行くと約8㎞(車で約25分)
行き方
高知ICから高知市街地方向へ南進、路面電車が通る道路を渡ってさらに南進、右にラウンドワン高知店を見ながら数百メートル行くと歩道橋のある交差点があります。
そこを左折して数百メートル行くと、右側に「高知さんさんテレビ」があり、その先に「五台山」が見えてきます。
五台山へは左の車線を走行し、橋(青柳橋)を渡ります。
新青柳橋という橋が、ここから南(海の方向)に行ったところにあります。そちらは4車線道路で、そこからも行けないことはありませんが、登り口まで遠回りになります。
五台山への登山道は一方通行になっています。登り口はここです。
登り始めて直ぐにヘアピンカーブがあります。
ここは「兼山神社」との分岐です。ここは直進です。
途中にも高知市内が見下ろせる場所があります。
ここは見晴台がある山頂ではありません。
ここを真っ直ぐに行くと、牧野植物園や竹林寺正門の方向です。
展望台へはここを左折してさらに登ります。
山頂直近の駐車場
この看板が見えたら駐車場は直ぐです。
展望台には駐車場はありません。ここに車を駐めて200メートルほど歩きます。
ここからも高知市内が見渡せます。
ここでも夜景が見られます。
車に乗ったままで見られるのが良いですね。
駐車場から展望台まで散策
展望台への入口
駐車場から奥へ入ると、展望台への入口があります。
展望台への遊歩道は左右に二本ありました。右にある建物はトイレです。
濱口雄幸像
途中に濱口雄幸の銅像がありました。
濱口雄幸(はまぐちおさち)(1870年5月1日(明治3年4月1日)~ 1931年(昭和6年)8月26日)は、ここ五台山地区出身の政治家で、大蔵大臣、内務大臣、内閣総理大臣(第27代)などを歴任した方で、その風貌から「ライオン宰相」と呼ばれていました。
展望台へ
展望台の建物が見えてきました。
夜はこんな佇まいです。
建物に向かって左側にトイレがあります。
建物の奥に回ると五台山を下りて行ける遊歩道があります。
左の遊歩道を通ると、ここに出ます。
建物に向かって左側(東側)にも遊歩道がありました。
展望台からの昼間の見晴し
入口の階段です。もちろん無料です。
階段を上がります。
低いところがあります。背が高い方は気をつけてください。黄色い部分に頭をぶつけます。
途中にこの「パノラマ」という部分がありました。まさしくパノラマのように景色を見渡せます。
いつの「12月29日」か分かりませんが、現在は閉まっていて施錠されています。
展望台に到着です。
建物から前に張り出した造りの見晴台です。
ここに来るのに上がってきた階段です。その上にも見晴台があります。
暖かいので見物に来る方も気持ちよさそうでした。
願掛けの南京錠がたくさんありました。
写っている川は、高知市内を流れる「鏡川」です。
鏡川の河口付近にある「丸山台」です。
明治のころにはここに料亭があり、夜になると屋形船が行き交って賑わっていたらしいのですが、昭和21年の南海大震災で島は変形して、半分以下の大きさになってしまったようです。
写真手前の部分が「弘化台」という地名の埋め立て地で、「高知中央卸売市場」です。
弘化台の向こうには、高知港とセメント工場が見えます。
鏡川北方にあるマンションが建ち並ぶ地区です。
中央を流れる川は「国分川」です。
展望台は五台山ロープモノレールの山頂停留所だった
実は、五台山の展望台は、ロープモノレールの山頂停留所だったんです。
五台山ロープモノレールは、1969年(昭和44年)に開業、青柳橋西詰付近にあった青柳停留所から国分川を超え、五台山山頂の停留所までの約1㎞を結ぶ、珍しい自走式索道だったんです。
私事で恐縮ですが、私が子どものころ(小学校高学年から高校生)、確かにここにロープモノレールがありました。私は「モノレール」と呼んでいました。よく分かっていなかったので、そう思っていました。
最初は流行っていたようですが、1970年代に入って山頂への道路が整備されると利用者が減少、1978年に休止してしまったんです。
余談ですが、高知県出身のシンガーソングライター岡本真夜さんが歌っていた「そのままの君でいて」という曲に出てくる
アクセル踏み込んで 路面電車追い越したあの山の上に行こうよ
ロープウェイが最近できたんだ
という歌詞は、ここの風景が元になっていると個人的に思っています。高知県民ですから・・・。
賛否はあるかも知れませんが。
夜の帳が下りたころ
むかし、「夜の帳が下りて♪」という歌詞で始まる歌がありました。
「夜の帳(とばり)が下りたころ」とは、夜の闇のことを帳に例えて言う言葉のようで、「闇が辺りを覆い隠す」という意味になるようです。
現代では、街には明かりが満ちあふれているので、「帳が下りる」という表現が適切かどうかは分かりませんが、この歌が流行ったころから、この「とばり」という言葉は個人的に好きです。
ここでもあえて使わせて頂きました。
建物から前に張り出した見晴台から夜景を眺めてみました。
ここに双眼鏡がありますが、お金を入れずに見られました。
南京錠がすごいですね。
階段の上の見晴台からも夜景が見られます。
階段の上の見晴台から見た夜景です。
写真の方向は、高知市内を流れる「鏡川」の河口付近から上流方向です。
上と同じ写真に見えますが、川面に映る信号の色が違います。
丸くなった見晴台から見た夜景です。ここは建物から張り出しているので、視界を遮る物がありません。手前の橋が「青柳橋」です。
写真の下の部分にある明るい施設は「高知中央卸売市場」です。
やや右(北方向)の夜景です。
中央付近の橋は「葛島橋」で、その北隣に路面電車の橋があります。
写っている川は「国分川」です。
マンションが建ち並ぶ地区があります。
カメラをやや東に向けました。
さらに東へ。
さらに東へ。
写真の中央やや右寄りに、五台山をトンネルで抜けて伸びる「高知東道」です。写真の奥の方で高知ICに繋がっています。
カメラをさらに東に振ってみました。
帰り方
ここまで来た道路は一方通行です。帰りは、車を駐めた駐車場から奥へ行ってください。
写真の矢印に従って奥へ行くと、下り坂になっています。
ここは、竹林寺正門の方から来た道との合流点です。
真っ直ぐに行って坂を下ります。
牧野植物園前に出てきました。ここを右に曲がって降りて行きます。
途中で、五台山をトンネルで抜けている「高知東道」などを見下ろすことができます。
降り口手前に民家があります。このあたりも下りの一方通行ですが、このあたりに住んでいる方は、通行許可を貰っていて、車でここを登ってくるので、通行には気をつけてください。
ここが降り口です。ここまで一方通行で、この先に二カ所の「一時停止」場所があります。
ここを右折します。
右折して左に堤防を見ながら走ります。
この交差点を直進すると、五台山に登るときに通った「青柳橋」の方向へ行くのですが、工事中でしたので左折しました。
左折して直ぐに右折すると「新青柳橋」経由で高知市街地方面です。
左折すると高知東部道を経由で、高知道高知IC方面です。
まとめ
昼間の五台山展望台は、太陽が当たって暖かかったのですが、夜間は風も吹いて、体感気温がグッと低くなります。「冬の夜景が美しい」と言いますが、美しい冬の夜景を見に行かれる方は、どうか防寒対策をして行ってください。