桂浜は、土佐の民謡のよさこい節に「月の名所は桂浜」とうたわれた高知市浦戸にある太平洋を望む海岸です。
太平洋に向かって坂本龍馬の銅像が立っている高知県を代表する名所のひとつとしても知られています。
桂浜公園には、坂本龍馬の銅像のほか、坂本龍馬記念館、国民宿舎桂浜荘、桂浜水族館などがあり、丸一日を過ごせる観光名所です。
アクセス
JR高知駅から13㎞
・車で約27分
・とさでん交通バスで約40分(700円)
近くのキャンプ場
国民宿舎桂浜荘
四国を統一した戦国武将長宗我部元親の浦戸城跡に建っています。
宿泊、食事のほか、展望風呂(日帰り入浴可)を利用することができます。
桂浜方面へ行っているとこの三叉路があります。左に行くと国民宿舎桂浜荘と坂本龍馬記念館があります。
国民宿舎桂浜荘の日帰り入浴時間は、午前10時から午後3時までです。
浦戸城跡だということを思わせる物は、この石碑ぐらいです。この石碑の上に当時としては珍しい天守が立っていたようです。
国民宿舎桂浜荘です。
2021年10月1日現在、休館しています。
坂本龍馬記念館
国民宿舎桂浜荘の直ぐ隣りにあります。リニューアルされてきれいな建物になっています。
敷地に入って直ぐのところに警備員が立っていて、駐車場へ誘導してくれます。
坂本龍馬記念館の駐車場は、建物の脇を通り過ぎた奥にあります。
日時計のようです。行った時刻が午後0時前だったのですが、その時刻を示していました。
駐車場の脇にも桂浜公園の見取図がありました。
写真の左下が坂本龍馬記念館の入口です。
入場料は、大人ひとり700円でした。
写真撮影できないところが多かったので、写真で紹介できないのが残念です。
こんな感じで幕末史が紹介されています。是非、実際に行ってご覧になってください。
桂浜
駐車場
ここが有料駐車場の入口です。駐車場には約500台が駐車できます。
時間貸しではなく、1台1日1回で普通車は400円です。午後10時30分に閉門して施錠され、翌日午前6時までは出られなくなりますので注意してください。
また、ゴールデンウイークや初日の出狙いの年末年始は、早い時間帯から満車になっています。
私が行った日は土曜日でした。たくさんの車が駐まっていました。
キャンピングカーが駐められる駐車スペースもあります。
駐車場のすぐ脇に観光案内所があります。
駐車場の近くには、名産品店街があります。
昔は、ここで土佐闘犬をやっていたのですが、闘犬をやっていた業者が数年前に廃業し、今では見ることはできません。
観光案内書等でよく見られる桂浜の風景です。
坂本龍馬像
坂本龍馬像は、1928年(昭和3年)に高知県の青年有志が募金活動を行い、当時の金額で2万5,000円を集めて建立したものです。
銅像の裏側に記されています。
坂本龍馬像が見つめている先を撮影しました。見つめている先は遙か太平洋の彼方です。龍馬は、海に乗り出すことを夢見ていたのです。
浜辺
桂浜の浜辺です。奥に写ってる半島が竜王岬です。
海岸にはコンクリート舗装された遊歩道があります。
桂浜の海岸は、波が急に高くなったりすることがあり、波打ち際は危険です。もちろん遊泳禁止ですし、子どもだけを波打ち際で遊ばせないように注意しましょう。
桂浜水族館
小さくてかわいい水族館です。アシカ、ドド、カワウソのショーのほか、ペンギンが間近で見られ、動物との距離が大変近いのが他の水族館にはない良いところです。
竜王岬
この橋を渡って竜王岬へ行くことができます。
竜王岬から見た太平洋です。
竜王岬側から見た桂浜です。
海水が大変きれいでした。
長宗我部元親像
長宗我部元親は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した土佐国の戦国大名です。
長宗我部国親の長男で、母は美濃斎藤氏の娘、正室は石谷光政の娘で斎藤利三の異父妹です。
土佐国を統一して戦国大名に成長し、阿波・讃岐の三好氏、伊予の西園寺氏・河野氏らと戦い四国を統一しました。
しかし、その後、織田信長の後継となった豊臣秀吉に敗れ、土佐一国に減封になり、豊臣政権時、戸次川の戦いで息子信親を亡くすと生活は荒れ、家中を混乱させたままこの世を去りました。
桂浜から浦戸大橋方面に行かずに、高知市街地方面へ行っていると、左手にこの看板が見えます。看板の左側が駐車場です。
銅像は、若宮八幡宮の参道右側にあります。
土佐国を統一する際、長浜城を攻略し浦戸城に立て籠った本山軍を封じるため、若宮八幡宮から海岸まで柵を築いて防護し、その柵を鉄砲棚としても役立てたとされる「馬防柵」を再現しています。
駐車場の北方向に銅像があります。
銅像の前に、戦国時代の四国の勢力図が描かれています。
非常に凜々しい銅像です。是非実物を見に来てください。
まとめ
桂浜公園は、坂本龍馬像、坂本龍馬記念館、かわいい水族館「桂浜水族館」など、子どもから大人までが楽しめる場所です。
特に坂本龍馬記念館は、幕末の歴史的文書がたくさん展示されていて、それらを熟読していると時間がたつのを忘れてしまいます。幕末史に興味がある方は見逃せない場所だと思います。