高知県の見どころ

高知県の観光名所/龍河洞がリニューアルされました!

高知県の見どころ
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日本三大鍾乳洞のひとつで、国の天然記念物と史跡に指定されている高知県香美市の「龍河洞」を紹介します。

山頂付近の盆地にたまった雨水が、1億7500万年の永い歳月をかけて造りだした石灰岩の鍾乳洞です。

昭和6(1931)年、地元の中学教諭だった山内浩氏、松井正実氏が洞内の難所とされていた「記念の滝」の崖を登ることに成功し、出口付近にある弥生遺跡を発見、龍河洞保存会を結成しました。

龍河洞は、1973年には年間105万人の入洞者数を記録したこともある高知県有数の観光スポットです。しかし、観光客は年々減少し2005年には13万人台、ここ数年は10万人余りで推移し、遂に10万人を割り込みました。

2019年7月、照明・音楽・映像を駆使し、リニューアルされたことが功を奏し、2019年は、12万6,000人のお客さんが訪れたようです。

今後、新しい冒険コース「西本洞」の公開を目指しているということですので、龍河洞が日本有数の鍾乳洞として復活するか楽しみにしています。

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アクセス

場所 高知県香美市土佐山田町逆川(さかかわ)

連絡先(冒険コース等の予約)0887-53-2144

 

 

高知市内中心部から 約25㎞、車で50分

高知自動車道南国ICから 約14キロ、車で26分

JR土佐山田駅から 約9㎞、路線バスで20分

 

写真左の「龍河洞観光センター」のすぐ近くまで「とさでん交通」のバスが来ています。

 

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商店街

龍河洞観光センターから龍河洞までには、観光地らしい昔ながらの商店街があります。

土産物店や土佐打刃物の専門店、手打ちそば屋、カフェ、キャンドルショップなどが並んでいます。

 

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入口

商店街を抜けると、まっすぐに伸びた石段とその隣りに長いエスカレーターが現れます。ここを上ると龍河洞の入口です。

 

緑あるれる自然の中にエスカレーターがあるとは意外です。

 

石段かエレベーターか、もちろんエレベーターで上がりました。

 

龍河洞の入口です。人が並んでいるところが入口で、その右側に「龍王神社」があります。さらにその右側にコースの見取図がありました。

 

入口の左側にチケット売り場があります。
料金は、高校生以上1,200円、中学生700円、小学生550円 (すべて税込)でした。

コースは二通りありますが、通常は歩きやすい「観光コース」です。

洞窟内を詳しく知りたい方は、ガイドさんの案内で洞窟内を巡る方法もあります。(入洞料金プラス税込500円、要事前予約、ガイド1人につき最大5名まで)

 

龍河洞は総延長約4㎞で、そのうち約1㎞が一般に入れる「観光コース」となっています。

もっと洞窟を楽しみたいという方には、ヘルメットとヘッドランプを装着し、ガイドと一緒に這ったり登ったりして進む「冒険コース」(料金プラス税込1,000円 、事前要予約、つなぎ服、長靴レンタル料税込1,000円)があります。冒険を楽しみたい方はどうぞ。

 

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洞内

入口を入って直ぐのところです。観光コースは遊歩道が整備されています。

 

 

洞内の温度は、年中15度ほどなので夏や冬も快適に過ごせます。

 

2019年7月から、照明・音楽(BGM)・映像を駆使した「新・龍河洞」としてリニューアルされました。

かがまないと通れないところもありますので注意してください。

 

中へ入って少し進むと、美しい照明に彩られた「石花殿(せっかでん)」が見えてきます。
天井と壁一面に洞穴サンゴ(小さい鍾乳石)が広がっていて、まるで石の花が咲いているように見えます。

 

見どころのポイントには、解説つきのパネルが設置してあるので、鍾乳洞に詳しくない方でもポイントを見逃すことなく楽しめます。

 

「千仭の間(せんじんのま)」です。洞内で最も天井が高く、約30mあるらしいです。

 

裏側から照明を当てることで、後光が射しているように見える「雲の掛け橋」です。

水の浸食をうけて石灰岩が削られ、弦のような形状になった姿が、空に広がる雲のような印象を与えることから、この名が付けられたそうです。

 

 

「記念の滝」です。高さ11mあるらしいです。

青い照明に照らされて、なんとも幻想的です。

 

 

「記念の滝」から階段を上ると、山内浩氏と松井正実氏の記念碑があります。

 

上下が合体した石柱、上から伸びてくるつらら石、下から伸びる石荀(せきじゅん)が乱立するエリアにある「奥の千本」です。

 

 

その名の通り、クラゲのように見える「クラゲ石」です。

 

滝のように見える高さ6mの石柱「裏見の滝」です。

 

簾(すだれ)のように揃った「玉簾の滝」です。

 

「しんどい坂」は、ゆっくりと変化する照明を楽しみながら頑張って上りましょう。

 

 

見える人には左がマリア様、右がお釈迦様に見えるのですが、どうですか?

 

しんどい坂の先に進むと龍河洞の観光コースで一番広い「逢坂峠(おうさかとうげ)」に到着です。

「逢坂峠」を下ると、「新・龍河洞」の目玉でもある、プロジェクションマッピングが見られます。ぜひ現地で楽しんでください。

鍾乳洞の壁面に大迫力のオリジナル映像が映し出され、BGMの中、遥か昔からゆっくりとその姿をつくり上げてきた龍河洞の永い物語を感じさせてくれます。

 

「神の壼」です。
約2000年前、弥生時代に洞窟に居住していた人々が使っていたといわれる土器が、永い年月をかけてそのまま鍾乳石の一部になったと言われています。

 

 

1㎞の鍾乳洞の旅も終わりました。出口から外へ出ました。

 

出口のすぐ近くには素敵な無料休憩所もあります。鍾乳洞を出たら、チケット売り場まで緑に囲まれた道を歩いて戻り、「龍河洞博物館」へどうぞ。

 

 

「龍河洞博物館」です。無料です。

 

博物館では、龍河洞生成についての解明や洞内に生息する動物の生態研究、弥生人穴居生活の遺産や遺物の展示を見ることができます。

博物館1階には、地球誕生から弥生時代までのジオラマがあり、2階では、洞内で発見された土器類や石灰岩、コウモリや昆虫類などの標本を展示しています。

 

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おわりに

「新・龍河洞」にリニューアルし、ますますパワーアプしました。写真でご紹介した見どころ以外にもたくさん美しい鍾乳石があります。

「龍河洞博物館」の近くには「珍鳥センター」があり、特別天然記念物に指定されている土佐のオナガドリをはじめ、東天紅鶏(とうてんこうどり)や蓑曳矮鶏(みのひきちゃぼ)、鶉矮鶏(うずらちゃぼ)などを見ることができます。

 

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