高知県吾川郡いの町清水程野にあり、仁淀川の支流の枝川川にあります。仁淀ブルーの代表として有名になったにこ淵は絶景ポイントです。
太陽の光が注ぐ時間帯には、光の角度や加減によって幻想的な美しさを見ることができます。太陽光があたっているところとあたっていないところの滝壺の水の色の違いは、なにか水中に宝物でも入っていそうなそんな雰囲気があります。ぜひご覧になってください。
にこ淵は、水神の化身とされる大蛇が棲む所とされ、地元の方は近寄らない神聖な場所です。必ずマナーは守って、美しい自然を大切にしてください。
行き方
・高知市方面から(48㎞、65分):高知道伊野IC――国道194号線――清水上分地区で程野の滝方向へ
・愛媛県西条市方面から(50㎞、60分):松山道西条IC――国道194号線――清水上分地区で程野の滝方向へ
国道194号線の分岐です。高知市方面からだと、ここを程野の滝方向へ右折します。
愛媛県方面からだとここを左折です。
この分岐からにこ淵まで1.7㎞ほどです。
こんな狭い道路で、カーブも多く対向車も来ますので、運転には十分に気をつけてください。
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駐車場
決められた駐車スペース以外への駐車は、地元の人や車の行き違いの時に迷惑になりますのでやめましょう。
道路脇に駐車スペースを作ってくれていますので、指定されたところへ駐車してください。
駐車スペース①から③は、にこ淵への降り口より手前にあります。
駐車スペース①
進行方向に向かって左側にあります。
駐車スペース②
進行方向に向かって左側にあります。
駐車スペース③
進行方向に向かって左側にあります。
降り口の100mほど手前に、空き地に作られた広い駐車場が2面あります。
この駐車場が上の段で、その下(写真では向こう側)に、もう一カ所あります。
駐車スペース④
降り口の奥の直ぐ近くにあります。進行方向に向かって左側です。
駐車スペース⑤です。進行方向に向かって右側にあります。
⑤から⑨までは、降り口より奥になります。数字が大きい駐車スペースほど遠くになります。
駐車スペース⑥
進行方向に向かって左側にあります。
駐車スペース⑦
進行方向に向かって左側にあります。
駐車スペース⑧
進行方向に向かって右側にあります。
駐車スペース⑨
進行方向に向かって右側にあります。
空き地の広い駐車場から降り口方向へ歩いていると、林の奥の方に「にこ淵」が見えてきます。滝の音も聞こえます。
降り口
降り口の手前に桃太郎旗が立っていました。
写真の奥に写っている車が止まっているところが、降り口に一番近い駐車スペースで、駐車スペース④です。
ここが降り口です。
この日は平日で、人はほとんどいなかったのですが、私たち夫婦がここを降りようとしたとき、埼玉県から来たという方二人と会いました。くもっていたのですが、それでも「きれいでした」と感心しきり。
その方たちは「このあと水晶淵へ行きます」と言っていました。
水晶淵は、安居渓谷の中にあります。
興味がある方は、ここをポチッと
降り口に注意書きがありました。
たいへん急な坂道です。十分に気をつけてください。特に、高齢の方や小さいお子さんは危険です。
最初の坂を下りると、急に左に折れていて、ここも非常に急な坂道です。片方に鎖とロープが設置されています。
軍手などの手袋を持って行った方が良いでしょう。
下から写しました。ロープと鎖を持たないと戻れません。
鎖がある坂を下りたかと思うとさらに難所が待ち構えています。この階段も非常に急でした。
この階段を降りると「にこ淵」です。
改良されました
その後、改良工事がされました。急で危険だった道が降りやすく上がりやすくなっています。
土と石がむき出しだった最初の坂道がコンクリートの階段になっていました。
ここから下が2つ目の難所、鎖とロープが張られ、それに掴まらないと登ったり降りたりできない場所でした。
そこに階段ができています。急ですが、前のことを思えば危険と恐怖は少なくなりました。
下から見るとこんな感じです。
でも、危険がなくなった訳ではありません。足下には十分注意を。
目の前に絶景が!
曇りの日
急な坂道を苦労して降りると、目の前に絶景が現れます。苦労した甲斐がありました。
晴れの日
後日、天気がいい日に行ってきました。太陽が出ているときはこんなに素晴らしい色になります。太陽光があたっているところとあたっていないところの色の違いが見事です。
大雨のあと
大雨が降ったあとで行ってみました。こんな感じで荒々しかったのですが、滝らしい美しさを見せてくれました。
近くのキャンプ場
にこ淵から約2.9㎞上がって行くと、オートキャンプ場「グリーンパークほどの」があります。ぜひここもみてください。
まとめ
にこ淵は、自然が創り出したたいへん美しいところです。
しかし、途中には、蜂もいますし蛇が出ることだってあります。急な坂道を降りて、また急な坂を登って帰らないといけないので、気をつけないと滑ったりして怪我をすることだって予想されます。
でも、危険な坂道を下っていって見たにこ淵の美しさは、何物にも代えられません。
実際、見終わった方に感想を聞いてみると、みんな笑顔で「きれいでした~」と関心しきり、スマホの画像を見せてくれた方もいました。
ただ、ここは、土の上だけでなく、石の上を歩かないといけない滑って危険な場所もありますので、必ずスニーカーを履き、細心の注意をして坂を降り、絶景を楽しんだら怪我がないように帰ってください。