冬キャンプでどんな暖房器具を使っていますか。私は、セラミックファンヒーター、灯油ファンヒーター、カセットガスストーブ、それに灯油ストーブなどです。
この灯油ストーブは、2019年12月ころにAmazonで買ったものですが、キャンプだけではなく、家でも煮物などをするときに重宝なので頻繁に使っておりました。
最近、そのストーブの芯が歪な形で出てきはじめ、着火すると不完全燃焼をするのではと怖くなり、しばらく使っていませんでした。でも、12,000円ほどで買ったので、1年あまりで不燃ゴミにするのも忍びなく、自分で修理できないか挑戦してみました。
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このストーブです
ちょっと小さめで形が可愛いので、重宝しておりました。何年も使っていないのでまだ新しいです。
diaryというブランドのケロシンヒーターで、型式HD1026です。
上はこんなになっていて、上の金具は簡単に外せるようになっています。
上の金具を外すとこんな感じ。鍋がかけられるようになっています。
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故障箇所
芯を上げてみるとこんなに歪になって出てくるんです。これでは使おうとは思いませんよね。
修理開始
まず、周りの枠を外すため、灯油タンクの部分と繋がっているナットを外しました。7㎜のナット3本でとめられていました。
こんな感じで枠が外れました。
芯の上に乗っかっている部分を取ると、中はこんな風になっています。これはダイヤルを回して芯を上まで上げきった状態です。一番高い位置まで出ている部分が本来の状態だと思います。
芯をカバーする金具と下のタンクとが、こんなナットで繋がっていました。これは手で外せます。
ナットを外してカバーを取り外すとこんな風になりました。
どうしてこんなことになったんでしょうかね。
持ち上げて取り外そうとしたのですが、何かが引っかかって上がりません。
覗いてみると芯を上げるダイヤルの先端が、芯を支えている金属部分と密着しています。これを抜かないと取れないことが分かりました。
芯を上げ下げするダイヤルです。右に回すと芯が上がって火をつけられ、着火したあと、左に回して火の強さを調節したり、消火する大事な部分です。
根元を覗いてみるとボルトがあったので、緩めてみました。
簡単に引き抜くことができました。
ダイヤルの先がらせん状になっていて、このダイヤルを回すと、芯を支えている部分を回しながら押し上げている構造なのです。
ダイヤルを抜き取ったあと、芯を支えている部分を引っ張り上げてみました。簡単に上がりました。
芯を支えている金属の下の部分が斜めに穴があいていて、ダイヤルの先のらせん状の部分とがかみ合い、全体を上げたり下げたりする構造です。単純といえば単純です。
引っ張り上げると、芯の下はスカートのようになっていました。この下の白い部分が灯油に浸かり、芯全体に灯油を浸透させているんですね。
中でどうやって芯を固定しているかはいたって簡単です。写真の内側に突起したおろし金のような部分が周りに4カ所ほどあり、これで芯を固定しているのです。
この突起の部分と芯とが外れ、歪になって上がっていたんでしょう。ここを水平に直して、きちんと芯をこの尖った突起の部分と固定しました。
ただ、芯の先端をどのくらい出せばいいのかが問題です。
一度元通りにしてみてないと分からなかったので、中に入れて元通りにしてみました。
ということは・・・で、結局、このくらい出さないといけないことが分かりました。これで固定することにしました。
これくらいは出ていないと、芯に火をつけられませんので、こうするためには、上の写真くらいにださないといけないのです。
あとは元通りにするだけです。
ダイヤルを左に回して芯を下に降ろした後、右に回して芯を出してみました。きちんと出てきました。これでOKです。
着火テスト
着火テストをしてみました。
火の勢いは悪くないです。
数分燃焼させたあと、消火してみました。
芯もきちんと引っ込み、火も消えています。これで全部OKです。
まとめ
今回の経験で灯油ストーブの芯がくたびれたときに、芯だけ買い換えて交換できることが分かりました。危うく不燃ゴミで出すところでした。なにか得をした気分になりました。
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