キャンプの定番料理はバーベキューかカレーライスですが、私は常々ほかの料理ができないものか考えています。
家庭では冬の寒い日に豚汁を食べたくなりますよね。キャンプでも同じでしょう。それで今回は我流の「具だくさん豚汁」を紹介します。我が家では冬の料理の定番で、妻をはじめ子ども達にも好評です。手前味噌ですみません・・・m(_ _)m
材料
あくまで我流ですので参考にして頂いて、皆さんのご家庭にあう材料を選んでください。量はお好みで決めてください。
豚肉:適量
大根:1/2程度
こんにゃく:2個(田舎こんにゃくがいいです)
にんじん:1本
里芋:4~5個(ジャガイモより粘りが出て、煮込むほどに美味しくなります。)
ゴボウ:2本(国産を選んでください。)
しめじ:1束
椎茸:5~6個入りのものを1パック
お好みで:ネギ、七味唐辛子
ごま油
味噌(2種類を合わせた方が美味しいです)
酒:大さじ5程度
だしの素
下ごしらえ
キャンプへ行ってからの下ごしらえは大変です。できたら前日に自宅でやっておく方がいいと思います。
大根
私は皮をむきます。大根の繊維の口当たりが嫌な人は皮をむいた方が良いと思います。
縦に半分に切ってあとはお好みで一口サイズに切ってください。大きさによってはさらに縦に半分に切っても良いと思います。
米のとぎ汁で下茹でします。下茹でする理由は色々ありますが、
・お米のデンプンが大根に浸み込み、粘りで形が崩れにくくなる
・糠の成分が大根のアクやえぐ味を取る
などです。
茹で上がったらザルにとります。
こんにゃく
こんにゃくは、丸い形をした「田舎こんにゃく」がいいです。ブツブツと穴があいていて味がしみこみやすいと思います。
包丁で切るのではなく、手でちぎってください。そうすると表面積が広くなり、さらに味がしみ込みやすくなります。
ちぎったら熱湯で1分程度茹でてあく抜きをします。
茹でたらザルにとって水洗いしておきます。
にんじん
にんじんも皮をむき一口サイズに切っておきましょう。
里芋
ジャガイモを使う方もいると思いますが、我が家では里芋です。ジャガイモより粘りが出て煮込むほどに美味しくなります。
まず皮をむきます。
これもお好みで一口サイズに切って、水にさらしておきます。
ごぼう
ごぼうが大事です。あまりにも小さく切りすぎると、できあがった豚汁の中にごぼうの存在が分からなくなります。食べたとき「ごぼうが入っているぞ!」訴えてくるのが分かる程度の大きさに切ってください。
写真は撮影上の理由で2本のごぼうを半分に切っています。
皮を削ぎ落とします。包丁で削ぐと簡単です。
ごぼうを大きめに削ります。カッターナイフで鉛筆を削る要領です。
こんな感じに大きめに削いでください。あとは水にさらしてあく抜きをします。
しめじも存在をアピールしてきます。是非入れてください。
椎茸も同じです。大きめに切りましょう。
作り方
鍋を温めます。
鍋にごま油を入れて熱します。
油が温まってきたら豚肉を投入して炒めます。
豚肉に焼き色が付いたら大根以外の野菜とこんにゃくを投入します。大根だけは別にしています。
大根を一緒に入れて混ぜると形が崩れます。
野菜に油が馴染んできたら水を加えます。そのときに大根を加えてください。水の量は具材の量とのバランスで決めてください。
煮えてきたらアクを取ってください。
アクを取ったら「だしの素」を入れます。量は感覚的なものですが、1リットルの水に対してだと大さじ5~6杯でしょうか。好みもありますが。
味噌の投入です。水1リットルに対して大さじ5~6杯を目安にし、あとはお好みの濃さにしてください。私は白味噌をブレンド(大さじ4に対して白味噌大さじ2程度)します。これもお好みで。
最後に酒を入れます。良い感じに具材に味が染み込んだらできあがりです。
器に盛ってネギと七味唐辛子を上にのせてみました。
まとめ
キャンプで豚汁は面倒かもしれませんが、あなたが鍋料理を考えているなら是非一度試してみてください。豚汁はお子さんから高齢の方まで嫌いな方はいないと思います。
この記事を見て、ご家庭で作る参考にして貰ってもうれしいです。