中仁淀沈下橋
場所 高知県高岡郡越知町越知甲地区
昭和31年(1956年)に完成した越知町の中心部と今成地区を結ぶ沈下橋で、約162mあります。
数百年続いた今成の渡船も、この橋の完成で永久に見ることができなくなりました。
この橋は、高知県では珍しい歩車分離の沈下橋となっていて、欄干がついているのもこの橋だけです。欄干は、増水時には取り外されます。
橋から横倉山を望むことができます。
越知町の中心部から今成地区を見た風景です。
橋の片側に欄干があります。
欄干は差し込んでいるだけですので、直ぐに取り外せる構造になっていますが、数が多いので増水が予想されるときは大変でしょう。
橋の上から見た横倉山の方向の風景です。
対岸の今成地区から越知町中心部を見た風景です。
久喜沈下橋
場所 高知県吾川郡仁淀川町久喜地区
昭和10年(1935年)に造られた鉄筋コンクリートの沈下橋です。ここは、高知県で最も古い沈下橋と言われています。
コンクリートで補強された岩盤に、アーチ型の13mの桁を架け、その東側に二重の桁を連続させていて、他の沈下橋とは構造が違います。
このあたりは、仁淀川でも最も川幅が狭く激流になるところで、その奔流に耐えることができる構造になっています。
2004年に国の登録有形文化財に指定されました。
大森沈下橋
場所 高知県吾川郡仁淀川町森地区
昭和27年(1952年)に完成し、当時の仁淀村の中心地であった森地区から、中学校や高校があった国道下まで、仁淀川と支流の長者川を渡る唯一の橋でした。
直ぐそばに、支流の長者川に架かる継合橋(沈下橋)があり、2つの沈下橋が楽しめます。
今は、新橋ができ、中学校は移転し、高校は平成23年に廃校になり、通行する人はめっきり少なくなりました。
ここは橋が複雑なので、Google地図を貼り付けました。
この付近は、仁淀川の本流と支流の長者川の合流地点で、似たような赤い橋が2本あります。
仁淀川に架かる大森橋と長者川に架かる森口橋です。
長者川に架かる継合橋は、森口橋の真下にあります。
大森橋から見た大森沈下橋です。写真の右上に写っているのが、森口橋です。
違う場所から見た大森沈下橋です。写真の右側に写っているのが、大森橋です。
大森沈下橋の上で鮎釣りをしている方がいました。
橋の上から水中をのぞくと、鮎が群れで泳いでいるのが見えました。それだけ水の透明度があります。
釣り人は、群れで泳いでいる鮎をしゃくって釣るらしいのですが、「鮎は人影が見えると警戒するし、なかなか簡単には釣れない」と言っていました。
近くなので、ついでに長者川に架かる沈下橋も見てきました。
写真の上に写っている赤い橋が、森口橋です。その向こうに小さく写っている赤い橋が、大森橋です。
森口橋の真下に交差するように、沈下橋の継合橋があります。
長者川の水もすごくきれいです。